NFTが注目される理由
NFTが注目される理由
NFTが注目される最も大きな理由、面白みは、以下の3つ。と個人的に思います。
[st-mybox title="" webicon="" color="#757575″ bordercolor="#ccc" bgcolor="#ffffff" borderwidth="2″ borderradius="2″ titleweight="bold" fontsize="" myclass="st-mybox-class" margin="25px 0 25px 0″]・これまで「あったらいいのに!」と多くのクリエイターが思っていた、コピられパクられのモヤモヤを解消できる、抜本的な技術なこと
・絵や音楽以外の「思いがけないモノ」もデジタル化して登録することで「価値や所有権」がつけられるようになったこと
・保管の手間や目利き、資金が必要だった「コレクター」の世界への参入の敷居が下がり、割と気軽に参加できるようになった
[/st-mybox]漠然としているので、詳しく解説してみたいと思います。
これまでできなかった「デジタルモノ」の所有権を証明できる
デジタルなさまざまのモノ(デジタルアセット)。
これらをNFTとして登録することで、それが「原本であること」と「所有権を持っている」ことを保証することができるようになりました。
これまでは、ネット上で公開されたイラストや写真は、どんなに所有権を主張しようと、黙って複製(コピー)することが簡単でした。
「著作権は私にあります、複製や転売はしないでね」と明記したところで、勝手に複製して、それを自身の作品として売られても、泣き寝入りせざるを得ない・・・どころか、無断使用・最悪は悪用されているのを「見つけることさえ困難」という、とても不明瞭な状態でした。
それを、ブロックチェーン技術(仮想通貨取引に使用している仕組み)を応用することで、デジタル化して登録さえすれば、ソレが「自分のものです!」って証明書をつけることができるようになったわけです。
NFTとして登録することで、その作品は「偽造不能」なものとなり「原本証明」「所有権」を明確にすることができるようになりました。
デジタル資産に「正当な価値」をつけることができるようになったのです。
クリエイターに新しい収益源を提供することができる
NFTを活用することで、クリエイターやアーティストに新しい収益源を提供することができるようになりそうですよね。
アーティストが作品をNFTとして登録し、発売することができます。
デジタルアートや音楽は、その権利(所有権)を販売・転売することができるのですが、その権利は「丸ごと売ることもできる」し「分割して売ること」も可能なのです。
原本の作者が、自分の作品の権利を分割して売って、自分にも権利を残したとします。
将来その作品の価値が上がり、高値で取引されるようになった時には、なんとまあ、その利益の一部を受け取ることもできるのです。
これまでは、売れないクリエイターが、100ドルで売ったイラストは、それが将来何万ドルで取引されたとしても、自分への収益は最初の100ドルのみ。
これが、将来自分が有名クリエイターになれたり、仮にそのイラストだけが評価されたとしても、利益が入ってくる可能性があるのです。
クリエイターでなくても、参入可能
クリエイターではない人は、気に入ったクリエイターのNFT作品を購入することができる。
気に入ったものを趣味で持つだけでなく、絵画や骨とう品と同じように、資産運用に使うことが可能です。
また、NFT市場に登録さえすれば、誰でも、自分のデジタル資産(イラストなどのデジタルアセット)を所有・販売することができます。
クリエイターではない人も、自分の作品を登録・販売することが可能です。
有名なクリエイター、プロしか参入できない市場というわけではありません。
登録に当たって、その画力や音楽センスの審査があるわけではありません。
無名のクリエイターが書き溜めたイラストや、子供が描いた絵をデジタル化したものが、思いがけず高値で取引された事例もありますよ。
作品の市場価値が高騰する可能性がある
NFT市場はまだ生まれて数年の新しいもの。
ですから、今後、価値がどのように成長し形成されるのかはわかりません。
案外衰退しちゃうかも。けれど、今後当分の間は注目を集める市場であるといえそうです。
個人的には、クリエイターの権利を保護して、正当な評価や収入をもたらしてくれるこの仕組み、ぜひ定着してほしいと願っています。
NFTは、ユニークで一意性がある(オンリーワンの作品)という保証がつけられるデジタル資産。
絵を描く画力やセンスがなくても、ゲームで手に入れたレアアイテムなども、NFTとして登録・売買できますから、ゲームが絶望的にうまい人なんかにはたまらない市場かもしれません。
デジタルコンテンツの新しい活用法が生まれるかもしれない
NFTを使って販売されたアートや音楽は、ブロックチェーン技術(チェーンのようにずらっと連携した複数のネットワークコンピューターで管理)により、その正当な所有権が確立されると説明しました。
クリエイターでなくても、登録した作品に思いがけず価値が市場で高騰する可能性もあります。
そんなNFTで取引されるものは、イラストや音楽、ゲームキャラクターやアイテムといった、一般にイメージしやすい「デジタルなモノ」だけにとどまりません。
たとえば「ツイッターのツイート」「スポーツ選手のプレミアムグッズ」といったものもNFT化が可能です。
その「モノ」をデジタル化して登録できれば、NFTとして扱われます。
規約に反しなければ、様々なアイデアで活用できるのです。
また、ネット上での取引が可能になるため、より多くの人の目に触れる可能性がありますから「買って!」「欲しい!」のマッチングの可能性も広がりますよね。
買う側も、実物を見るためにそこまで出向く手間や、手に入れた資産を管理する面倒さがありません。
(それも楽しみの一つ、という場合には向かない市場とも言えますが・・・)
これまでコレクターでなかった層も、手軽に参入しやすいのです。
このように、柔軟で範囲がとても広いNFTの市場から、思いもよらなかった、新しい形態のデジタルコンテンツを生まれるかもしれませんね。
正しい知識と認識も必要!
ご紹介したように、大きな可能性とワクワクを秘めた「NFT市場」。
仮想通貨での取引であることは承知して活用する必要があります。
仮想通貨への抵抗感がある人も多いと思います。
過去にあった仮想通貨での事件やトラブルをニュースなどで見て、このデジタル市場そのものに、懐疑的な考えも当然あります。
大切なことですが、取引にはメリットもデメリットもあります。
「リスクはゼロではありません」。
NFT市場はこれから発展すると思いますが、思いがけないトラブルが生まれる可能性もあるわけです。
デジタルデータを売買すること。
自分が気に入った作品の所有者になりたい!
自分の作品の価値を認めてもらいたい!
クリエイターとして注目されて、お金も稼いで、より価値のある作品を生むモチベにしたい!
こういった方には面白い市場だと思います。
けれど、株やFX(通貨を活用した投資)と同じように、大きく投資して大きく回収したい!といった目的のみの場合は、市場予測は、私にはできません。
まずは、仕組みや手数料について、ご自身でちゃんと勉強して納得してから参入してくださいね。
NFT市場に興味を持ち、参加を考えた際には、メリット・デメリットについてもきちんと学び、承知したうえで取引をする必要があります!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません